<来世につながる今世> オーラの泉を見ていると、ゲストのみなさん皆、前世の暮らしを引き継いでいるのがわかります。 千代大海は、前世で相撲をやっていて、今世では横綱に挑戦するために、頼み込んでやってきたといいます。 女優の菅野美穂さんは、前世は盲目の女性でしたと江原啓之さんが仰ったら、菅野さんいわく、今はいろいろなものを見ることがとても楽しいのだそうだ。 なぜか見ることができるのががうれしいと。 長野五輪スピードスケート女子500mで、銅メダルを取った岡崎 朋美さんは、前世はサーカスの団員で、運動神経はそのとき養ったそうです。 前世で陰陽師をしていたという風間トオルさんに美輪明宏さんが、「陰陽師をされたらいいですよ。すぐできるようになりますよ。だってあなた前世でやっていたんですもの。」と――。 ただ不思議なのは、亡くなってから再び生まれ変わるまでの、一般的には200〜400年くらいと言われている霊界での期間。 この期間がまったくワープされて、前世を引き継いでいると感じること。 この数百年の霊界で、もっと多くの体験をして、次の地上での生活に引き継いでもいいようなものですが――。 ですが考えてみたら、霊界は肉体の無い世界、病気もしないし、食べる必要もない。寝る必要もないし、昼夜の区別もない。 同じ波長の霊たちと交流し、何の苦しみもなく喜びの世界。(暗黒界を除く) 思ったことがそのまま実現し、思ったところへ瞬時に移動できる世界。 私たちには、想像を絶する世界ですから、地上とは次元の違う世界だと考えたらわかりやすいかもしれません。 だから地上での経験は、霊界を飛び越して来世の同じ地上へと引き継ぐ。 こう考えると、今の自分は(自ら設定した宿命を除いて)前世から作り上げて来た産物に違いなく、ならば死ぬ間際まで、理想の自分に向かって邁進しようと思うわけです。 もう歳だからとか、才能がないとか、今からやっても物にならないなどと考える必要はありません。 必ず来世に引き継ぐのですから――。 いつか始めなければ、永遠にできません。 こうして私たちは、大いなる希望を抱いて永遠に邁進できるのです。 霊的真理を理解すれば、このように私たちに素晴らしい祝福をもたらしてくれます。 ☆ 仕事や趣味を通じて磨いた技術や才能も、 幸いなことに、決して失われません。 今の人生でたとえ実を結ばなくても、一心に磨いた技術や才能は かならずみずからのものとなり、次の人生で生かすことができます。 「どんな努力も無駄ではない」「努力はいつか実を結ぶ」という言葉は、 死をも超えて通用するのです。 江原啓之著 「スピリチュアル・エッセンス」 P58 |