英国スピリチュアリズムとSAGBの記事について
2007.5.16号「ニューズウィーク日本版」の江原啓之さんの特集に――
(日本の)スピリチュアリストは英国を「聖地」と仰ぐのに、英国市民はスピリチュアルに、ほとんど関心がなく、江原氏が留学中に学び、しばしば特別な敬意をもって語られる
「英国スピリチュアリスト協会(SAGB)」も、会員数は2,000人前後止まり、
実際は、ごくマイナーな団体に過ぎない――という内容が書かれいるようです。
これを読むと、江原啓之さんが、あたかも英国スピリチュアリズムを誇大に宣伝し
利用しているかのように捉えられてしまいますが、そうではありません。
これは現在の英国の話で、江原氏が英国にスピリチュアリズムを学ぶために
渡ったときは全盛でした。
優れた霊能と真理を持った霊能者たちが、テレビ番組などに出て活躍していました。
現在の英国はその記事の通りなのでしょう。
しかし、江原啓之さんは、すでにそのことを、2005年のサポーターズクラブの
「ほぼ日記」(2005/05/16)で、書いています。
江原氏のその説明によると、現在の英国は、優れた霊能者はみな亡くなり、
SAGBも閑古鳥が鳴いているとのこと。
もう英国は、スピリチュアリズム発祥の記念碑的な存在になっているとのことでした。
江原氏が英国をスピリチュアリズムの先進国と謳(うた)って来たため、
変わり果てた実情を伝える責任があると、誠実に書いています。
また、2007年4月2日のほぼ日記には、イギリスのスピリチュアリズムは、
ドグマ(独断的な説)に犯され、もはやスピリチュアリズムではないとも書いています。
江原啓之さんは――
「私は今、これからは日本がスピリチュアリズムの中心になっていくだろうと
思っています。だからこそ、執筆に講演にと、精力的に活動を続けているのです。」
「スピリチュアル人生相談室」 中央公論新社 P55
と述べています。
しかし英国ではまだ、ヒーリングに保険が利くようで、私としては驚くばかりです。
王室がヒーリングを推奨しているそうです。
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